前回に引き続き、シャモニーに来たらぜひやってみてもらいたいことの冬ヴァージョン Part 2。
シャモニーと言えばその山々の魅力にとらわれがちですが、町中にも見どころ満載。
スキーやスノーボードの板をかつぎ、楽しそうにその日の出来事を語り合っているスキーヤー達とすれ違ったと思ったら、その横をとてもとてもスポーツをやるような格好ではない観光客の列が通り過ぎていく。そのギャップがなんとも楽しいもの。
町の至るところからモンブランを望むことが出来るこのシャモニーは、初登頂をなしとげたパカールを記念した像や、登頂成功者に賞金を約束した地質学者、ソシュールの像があるなど、アルピニストたちの聖地としても親しまれています。
そのシャモニーの町中でのお勧め場所は以下の通り( インターネット記事から )。
⑥ 歴史のあるシャモニーの町を散策。
ショッピング派の方々には、シャモニーの歩行者専用遊歩道での散策が気に入っていただけるはずです。
モンクレール、シャネル、スワロフスキーと言った高級ブティックをのぞいたり、ミレー、ノースフェースなどといったスポーツ愛好者には名の知れたブティックにぶらりと入ってみたり、毎週土曜日に開かれる朝市で地元の名産を探したり。
また、ほんの1、2時間あれば近隣の都市( フランス・アヌシー、スイス・ジュネーヴ、イタリア・アオスタ)まで足を伸ばすこともできます。
文化に触れたい方には、ガイド付きツアーや美術館・博物館巡り、様々な趣向に合わせた展覧会やコンサート、ジャズ・フェスティバルなどの音楽イベントもお勧めです。また、リラクゼーション施設も充実しています。
一日の終わりにはそれぞれ好みに合わせてディナーを楽しむことができるでしょう。
シャモニーには、何軒ものサロン・ド・テ、さらに約80軒のレストランがあり、ミシュランの星を獲得したフランス料理から日本料理も含めて世界各国の料理を味わうことができます。
シャモニーの夜を満喫したい方々には、カジノのほか、シャモニヤー( シャモニー生まれの住人 )の集う人気のビストロ、居心地のよいパブ、または地ビールを提供するこぢんまりしたブラッスリーでの楽しいひとときが待っています。
⑦ L'Héliopic Hôtel マッサージやスパで一日の最後のリラクゼーション
2013年12月に開業された四つ星の Hôtel L'Heliopic Sweet & Spa はシャモニーの中心地、まさにエギュイユ・ド・ミディのリフト乗り場の目の前にあるという好立地。
各部屋のバルコニーからは壮大な山々の景色を目の前にできる他、ホテルにはアラカルトレストランや、ドリンクを楽しめるバーやテラスも併設されています。
このホテルの売りは、何と言っても広さ500㎡のスパ(トルコ式スチームバス、アイスケーブ、屋内スイミングプール、テピダリウム、サウナあり)が併設されていることではないでしょうか。
滞在中は個人の予算、時間に応じて様々なリラクゼーションサービスを受ける事が出来ます。
外部からの利用も可能だとのこと。
料金、サービスの詳細は以下のサイトから。
http://heliopic-hotel-spa.com/
⑧ シャモニーセンターでディナー
❶ La Maison Carrier ラ・メゾン・キャリエ
随分前になりますがパリの日本人向け情報誌 OVNI に掲載された紹介文。
「あぁ寒」と、白い息を吐いて早歩き。そして暖かい室内に迎えられた時の、身も心もとろける感じ…。ここ〈メゾン・キャリエ〉の木の扉を開けると、そんな快感に包まれる。
席について体が暖まったところで、すすめられるがまま地酒の食前酒で乾杯。透かしてみると少し緑がかった、冷えた白の発泡酒がキュッと喉を通っていく…やっぱり冬はいいなぁ。
今年で103周年を迎える高級老舗レストラン 「アルベール・プルミエ」の料理長ピエール・キャリエ氏は、より手軽にサヴォワの郷土料理を楽しめるようにと、お隣に〈メゾン・キャリエ〉を開いた。97年の開店以来ずっとステファン・ガッソ氏が料理長を務めている。
メニュー1頁目には「祖母の田舎料理を再訪して」と、ある。この地方の農家を再現した、煖炉が暖かい木造りの家はむしょうに居心地がいい。丁寧なボーイさんにおすすめを尋ねると、「自然界では出会うことのないオマール海老と豚を、シェフが皿の上で出会わせた」というオマール海老と豚足のクリーム煮。細切り豚の皮のゼラチンと、さっぱりオマールの舌触りも、軽やかな味もいい。友人は、定番のブダン・ノワールを「華やかでブダンにも合う」とすすめられたサヴォワの白ワインと共に。メインには、友人は鹿のステーキ、私は薄切り子牛のクリーム煮をグラチネしたもの。クリームやチーズ料理は重いのでは、と敬遠しがちなのだが、前菜・主菜と連続クリーム仕立てなのにまったく心配無用なのだった(とはいえ、運動もしないため翌朝までお腹はすかなかった)。チーズ数種で食事を締めくくると、満腹ですっかり体もポカポカ、冷たい空気のなかに飛び出し雪の中を歩きたくなった。
平日なら、セットメニューが22ユーロから。夏なら、モンブランを眺めながらテラスで食事もできるのだそうだ。
昔の農家を高級レストランに改装した建物。洗練された、深い味わいのある大衆郷土料理を提供。好きなデザートを幾つでも取れるプレートサービスが人気。
http://www.hameaualbert.fr/fr/restaurant-de-pays-la-maison-carrier
❷ Le Cap-Horn ル・キャップ・ホーン
19~62€。クリエイティブな現代料理で人気。もちろん伝統的なフランス料理やサヴォワ地方の郷土料理も提供。
日本人シェフの握る寿司も人気( テイクアウトも可能 )。
2階のメインホールは船の中にいるようなデザイン。その先に続くテラスからはモン・ブラン山系を眺めることが出来るほか、夏の暑い日には横を流れるアルブ川が清涼感を与えてくれるでしょう。
会食で150名ほど、カクテルサービスで200名、テラスを合わせると250名ほど集客可能。
1階のバー・ラウンジ( Les Caves ) ではDJの操る音楽のもとドリンクや軽食を時にはダンスにも興じながら楽しむことが出来ます。
同じくシャモニーセンター内にある La Calèche とオーナーを同じくするだけあり、内装はかなり凝ったもの。木造りの暖かさを残しながらモダンに、そして上品に造り上げています。
http://www.caphorn-chamonix.com/fr/
❸ La Flambée ラ・フランベ
山の中のオーベルジュの様な暖かくフレンドリーな雰囲気。
レストラン内にはこのシャモニー谷のあちらこちらから集められてきたであろう家具・装飾品が飾られ、骨董品屋のようでもあります。
メニューはシンプルながらも充実したもの。
サラダやびっくりするくらい大きなピザ、魚料理にはたまたバーガーまで、全てが全て美味しそう。
http://www.chamonix.net/francais/generic/Restaurant-la-Flamb%C3%A9e/5995
⑨ La maison des artistes ラ・メゾン・デ・アーティスト
こちら、以前の私のブログでも以下の様に紹介させていただきました。
1926年に建造されたこの450㎡、5階建ての建物は今では音楽好きが集う場所としてシャモニーの人気スポットの一つである。150名を収容できるメインのジャズクラブは午後の17時から。 会員制でなく誰でも自由に入ることができます。
音楽を聴きながらのカフェやバー、軽いディナーなども提供される一方でゆったりと読書のできるスペースも設けられ、また室内外には写真や絵画、彫刻等も展示されています。
夏期は12時~1時まで、冬期は16時~1時まで利用できます。
そして何といっても音楽家たちの為の録音ステュディオ、それに伴い滞在する為の寝室(6つ)が設けられているというのがこの「メゾン」の特徴でしょうか。
音楽家達は3日~10日間の間、活動に見合った日数だけここに滞在し寝室はもとより、録音ステュディオを無料で利用することができるのです。
その代わり、滞在中は毎夜無料でコンサートを開くことが義務付けられいます。
音楽好きな者たちの、そしてアーティスト達の知り合う格好の場所、若いアーティストや通りすがりの人達、全ての人に快い時間を与える場所として存在しています。
⑩ シャモニーで一杯飲む
通称 「La rue de la soif 喉の渇きを癒す通り」 と言われる la rue des moulins ムーラン通り(水車小屋のある通り)には両側にバーが連なり、夜にはシャモニー内で一番の賑わいを見せる通りとなっています。
所々で歌が聞こえたり、ダンスに興じる人が見られたり、それぞれの雰囲気を持つバーを梯子してみても楽しいかもしれませんね。
これらはあくまでもこの記事を書いた人から見た「シャモニーのお勧め」です。
機会があればぜひ実際にいらしゃって、ご自身でシャモニーの魅力を発見されてみて下さい。
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