Chamonix: TOP 10 des choses à faire dans la vallée シャモニーに来てやること お勧め Top10 Part 1

 

フランスとイタリアの国境にまたがるヨーロッパアルプスの最高峰 Mont-Blanc モンブラン。


* 最近の計測では4,808m。ヨーロッパではロシアのエルブルス山( 5,642m )に次ぐ高い山。

但し、エルブルス山のあるコーカサル地方は商業、人的交流、文化などの面でヨーロッパよりもむしろアジアに近い為、エルブルス山の代わりにモンブランをヨーロッパ最高峰とすべきとする意見もある。

 

 

シャモニーはそのモンブランから続くモンブラン山群の麓の渓谷の町( 標高1,036m )であり、スキーや登山のリゾート地としてフランス国内はもとより世界各国から、冬夏を問わず多くの観光客を集めています。

住人の間では「Cham シャム」という名で親しまれているこの町。

年間を通しての「住人」は8,000人そこそこなのですが、夏の人口はその10倍。

冬にもまたイギリスやスエーデン、イタリアさらにはオランダ、ベルギー、ロシアそしてスペインといった近隣諸国からのスキー客で毎年の様に賑わいを見せるています。

なんでもシャモニーは世界で三番目に多くの観光客の訪れる自然景勝地なのだとか( 一位はナイアガラの滝、二位は富士山 )。

 

そんなシャモニーに来たらぜひやってみてもらいたい事の冬ヴァージョン。

先日インターネットの記事に載っていたので、少しばかり手を加えながらここに紹介させていただきます。

 

http://www.lhommetendance.fr/chamonix-activite-que-faire/

① スキーに挑戦


シャモニー谷には10以上のスキー場があるので、それぞれ違った景観やコース内容を持っているので自分のレベルや好みにあったスキー場を選ぶことが出来ます。

 

グラン・モンテ / ブレヴァン・フレジェール / バルム ・ヴァロルシンヌ / ズッシュ / プラナー / ヴォルメンヌ / チョザレ / サヴォワ / ポッヤ / トルシェ  

 

幾つも違ったスキー場を試してみたい方には「Mont Blanc Unlimited モン・ブラン アンリミテッド」パス( 例:299€/6日間 )の購入を強くお勧めします。

このパスがあればシャモニーに限らず3ヶ国(フランス・イタリア・スイス)にあるスキー場を制限なく楽しむことが出来るうえ、エギュイユ・ド・ミディやメール・ド・グラス、さらにはモン・ブラン登山列車への乗車といった有名どころの観光地を巡る事も可能になります。

 

ここ最近の「どか雪」で、今後異常な程の気温の上昇が無い限り、恐らく4月一杯まで( グラン・モンテは5月頭まで )良いコンディションの下、十二分にスキーを楽しめる事が出来るかと思います。

 

② 世界でも最も美しいテラスのうちの一つ「Le Panoramic ル・パノラミック」で一休憩

 

ブレヴァンで快適な朝のスキーを楽しんだ後、この世界で最も美しいテラスの一つとされる「ル・パノラミック」で一休憩してみてはいかがでしょうか。

 

ヨーロッパアルプス最高峰のモン・ブランを目の前に、シャモニー谷をも見下ろす事の出来るここからの景色は、息をするのも忘れてしまうくらいの素晴らしさ。

丁度昼頃に真っ正面にやって来る太陽の光は癒しの効果も抜群。

 

ブレヴァンの頂上2,525mに位置するこのレストランにはゴンドラが楽々と連れて行ってくれるので、それも嬉しいところ

③ モンタンヴェールからメール・ド・グラス見学 

( 平均所要時間2時間半 )

 

シャモニーの町中から出ている赤いアプト式登山列車に乗ること20分ほどでメール・ド・グラスの観光地点モンタンヴェール( 1,913m )に到着。ここには年間を通して35万人もの観光客が訪れるそうです。

 

シャモニー谷に落ちる2つの氷河から形成されるメール・ド・グラス。長さは7km、深さは200mにも及びます。

間近に見てみたい方はさらに駅正面から出ている小さなゴンドラに乗り継いでみると良いでしょう。

近年では氷河が後退し、到着地点からさらに430段もの階段を下りなければいけなくなってしまっていますが、氷河に直に触れられるうえ、地元彫刻家達による美しい芸術品をも堪能する事が出来ます。

 

自然の作り出す景色に圧倒されると同時に、残念ながらメール・ド・グラスは近年の温暖化の目に見える証拠の一つともなってしまっています。

個人的に雇わなくとも、運が良ければ氷河を前に講義をしているガイドや氷河研究者達の話を聞くことも出来るでしょう。

その昔、シャモニーの町までその先端が届いていたという氷河。後退によって現れた地表は少しずつ崩壊し、氷河の消えた後を埋め尽くすようになってしまっています。 

 

私達がこの美しい景観を守る為に何をしなければいけないのか、深く考えさせられる機会ともなるではないでしょうか。

この モンタンヴェール / メール・ド・グラス の見どころは以下の通り。

❶ La Grotte 氷の洞窟

 

前述の通り、ゴンドラと階段を駆使しメール・ド・グラスにポッカリと口を広げている洞窟に入る事が出来ます。
この人口的な洞窟ですが、氷河が70m/年の勢いで前進してしまうので、毎年新たに出入口を作り直さなければいけないという苦労の玉物。

中では地元彫刻家達による、氷河を削って作られた展示品を観賞する事が出来るようになっています。

 

ちなみに氷河まで降りる階段も氷河の減少に伴い、年々その段数を増すようになってしまっています。途中途中に表示されている以前の最下段の位置を目にする度に、温暖化の影響を痛感せざるを得なくなります。

 

❸ Le Graciorium グラシオリウム

 

モンタンヴェールにある建物を改築し、2012年に造られたこの氷河博物館。
夏期( 6月初旬~9月下旬 )は毎日開館。

メールドグラスの様な氷河を前に訪れる人々それぞれが問いかけるであろう

 

 

 

・ 氷河とは何?

・ どうやって作られるの?

・ どうして黒い色をしているの?

・ どうやって進んで行っているの?

・ どうして後退しているの?

・ 氷河の中には生物が存在するの? 、、、

 

といった質問、疑問に答えてくれます。

もちろん最近の環境問題、温暖化現象との結びつきも詳しく解説してくれているようです。

氷河は環境の変化の目に見える証人であり、また地球の、そして地球に存在する生物の歴史の語り部でもあることをこのセンターで示してくれています。

 

❹ Le Restaurant Le Panoramic Mer de Glace 

  メールドグラス・パノラミックレストラン

 

メールドグラスの素晴らしい景観を売りにしたビストロ系のレストランが今年度改装されて再登場。

海抜1,200mに位置するこのレストランでは子牛の煮込みやポテ・サヴォワイヤーといった様な伝統的なフランス料理からサヴォワ地方の郷土料理、さらには昔懐かしの鶏の煮込みと言った庶民料理まで楽しむことが出来ます。

 

 

❺ L'Hotel du Montenvers モンタンヴェールホテル

 

1880年に建設されたこのホテルは現在でも営業中。

伝統的な山小屋の素朴さや資質を持ちながら、それでいて快適なレストラン・ホテルサービスを提供しています。

 

 

 

目の前に広がる壮大なドリュやグラン・ジョラスの山々の景色をお供にテラスで食事をしてみたらいかがでしょうか。

要予約ですが、夜のレストランをグループやセミナー、結婚式や個人的なパーティーで利用することもできます( 料金は復路の電車込み )。

④ エギュイユ・ド・ミディ観光

 

朝は8時30分から動き始めているロープウェイに乗り、3,842mにある展望台まで上がってみてはいかがでしょうか。

標高3777mにある山頂駅は、完成から約20年間に渡り、乗り物を使って行くことのできる展望台の最高標高記録を1980年スイス・チェルマットに出来たクライン・マッターホルン展望台( 3,883m )に抜かれるまで所持していました。

 

ロープウェイは中間駅 Le Plan de l'Aiguille プラン・デギュイユ ( 2,317m )で一度乗り換えます。

高山になれていない方は次のロープウェイには直ぐに乗らないで、この駅で一休憩する事をお勧めします。

1,000m程の標高差を10分ほどで一気に上ってしまうので体がついていかないのは当たり前なので。

 

この中間駅地点で既にモン・ブランの美しい姿を目の前に見る事が出来ますが、さらにロープウェイを乗換えやはり10分ほど( 時速40kmの速さ )で3,777mの展望台に到着。

このロープウェイは岩壁に沿ってほぼ垂直に上がるので( 高度差1,470mもの間に支柱が1本も設置されていない )、目の間に山が迫り迫力満点です。

そしてそこから岩をくり抜いた中に設けられたエレベーターでさらに3,842mの地点へ。360度のパノラマビューは見応えがあり、眼下には大氷河が、眼の前にはイタリア国境の峰々とモン・ブランの絶景が広がります。

 

冬には外気はマイナス20℃以下、体感気温はマイナス30℃以下まで落ちる事しばしば。

その冷たく済んだ空気の中に美しく、そして雄大にたたずむモン・ブランの姿は何とも言えないものです。

但し、前述の様にこの高度では酸素の欠乏と息苦しさ、そして心臓の打つリズムが早くなる感も得られるかと。ゆっくり歩く、度々休憩を取るなど、自分の体調に合わせて無理をせず行動して下さい。

 

幾つも張り巡らされたテラスを回ってみるのは勿論のこと、エギュイユ・ド・ミディの歴史を刻む展示場も用意されているのでこちらも時間があれば見てみて下さい。

⑤ ガラス張り展望スペース「Le pas dans le vide パ・ダン・ル・ヴィッド 空中への一歩 」

( エギュイユ・ド・ミディの展望台に新設 )

 

一つのアトラクションと言えるほどスリル満点。

谷底から1,000m以上の状君に吊り下げられた全面がガラス張りのこの展望台に立つと、足元に広がる景色が見渡せ、パノラマの雪景色を堪能できます。
高所恐怖症の方でなくても足元がすくむ思いにかられるかもしれません。


完成まで3年を費やしたというこの展望台は3層の強化ガラス構造で、時速200キロ以上、気温60度まで耐えることができるといいます。

 

人気のコーナーなので、やはりこちらもシーズン時には長蛇の列。20分~30分程待つことは覚悟して下さい。
ガラス張りの展望台内は土足厳禁&個々の写真撮影禁止。
用意されているスリッパを履き中に入った後は、従業員にカメラを手渡すと、慣れたもので手際よくあらゆる角度からの写真を撮ってくれます。

この2月15日、フランステレビジョンが運営する France 3 の1997年から続く人気番組「 Des Racines et Des Ailes デ・ラシン・エ・デ・ゼル 」で「 Le Tour du Mont-Blanc 」と名を打ち、アルピニストであれば誰でもが一度は登頂してみたいと願うこの神話の山の魅力が紹介されていました。
予告編( 下のビデオ )を見るだけでもワクワクしてしまいますね。

 

* France 3:総合編成を組んでいるが、ローカルニュースが充実しているなど「地方のチャンネル」として国内では親しまれている。

* Des Racines et Des Ailes:毎水曜日20時45分から放送される国内外の風景・風土や建築物のルポルタージュ。

Top10 には残念ながら入っていませんでしたが、こちらもファミリー向けアトラクションとして人気のあるのでおまけとして。

 

シャモニー市内、プラナースキー場内にある「 La luge Alpine Coaster  リュージュアルペンコースター 」。

 

2人まで一緒に乗る事が可能、両サイドにあるレバーでスピードを調節します。

3歳から楽しめ、さらに8歳以上は1人で乗る事もできます。

シャモニーの町を一望しつつ、1,300mの距離を時にはジャンプ、時にはルーピングをしながら滑り降りるこのリュージュ遊びではアドレナリンが放出されること間違いなし。

 

回数券や1時間乗り放題の券まで、自分達の要望、必要性に応じてチケットを購入できるのも嬉しいところ。

市内にあるので気軽に行けるのも子供連れの方には助かるかと。

 

今日はスキーはちょっと、でも遊びはしたい、という日にはぜひ利用してみて下さい。

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